ワクチン接種への躊躇は、特に資源が不足している地域で深刻な問題となっています。世界中の公衆衛生の基盤そのものが危機に瀕しています。Advancing Health OnlineのイニシアチブであるVaccine Confidence Fund(VCF)からの寛大な寄付により、スタンフォード大学のプログラムはワクチン接種への躊躇と闘うためのリソースをさらに確保することができました。
コミュニティ・ヘルス・ワーカー(CHW)は、資源が不足している地域で日々活動し、何百万人もの人々にとって信頼できる医療提供者です。CHWは患者と情報を共有し、ワクチン接種への抵抗感をなくす上で重要な役割を果たしています。
ウェブサイト、動画、ソーシャルメディアといったデジタル教育ツールは、人々がどこにいても、好みの言語で、共感できる方法で人々に届きます。これらのツールを活用することで、コミュニティ内で広まっている古くて不正確な情報に対処するためのCHWの取り組みを強化することができます。
スタンフォード健康教育センターのイニシアチブであるデジタルメディックのチームは、世界中の組織と協力し、特に医療サービスが不足している地域を対象とした健康教育ツールの開発と評価を行っています。その目標は、地域の教育者とCHW(医療従事者)に、ワクチンへの意識と信頼を広めるための最適な手段を提供することです。
VCF の寄付のおかげで、Digital Medic は、ケニアのコミュニティ主導の保健組織である Lwala Community Alliance およびリソースの少ないコミュニティ向けのテクノロジー ソリューションの専門家である Dimagi と提携して、CHW にワクチン接種への躊躇に対処するための適切なツールとリソースを提供することができました。
Digital Medic とそのパートナーは、次のことに取り組んでいます。
- ケニアの対象コミュニティにおける詳細な定性フィードバックを通じて、ワクチン接種への躊躇の原因を特定します。
- 地域社会における小児の予防接種への躊躇の原因に対処するワクチン教育トレーニングを CHW に提供します。
- WhatsApp を通じて展開される患者向けチャットボット ツールを CHW に提供し、誤解を払拭してコミュニティに直接信頼できる教育情報を提供できるようにします。
Vaccine Confidence Fund の皆様、世界の健康の公平性とアクセス性の向上にご尽力いただき、また、力を与えられたコミュニティでより健康的な未来を築くための当基金の取り組みをサポートしていただき、ありがとうございます。


