ナッツアレルギーを克服し、人生が変わりました!
こんにちは、ジョセリン・ルイです。幼い頃から重度のナッツアレルギーに悩まされてきました。ナッツを食べると、じんましん、発疹、ひどい腹痛、嘔吐が頻繁に起こります。食物アレルギーは私の人生の大きな部分を占めており、食事、旅行、そして食べ物が関わる集まりに行くのが怖くなってしまいました。
食物アレルギーで一番怖かったのは、8歳の時、父と家族の友人たちに新しいハンバーガー店に連れて行ってもらった時のことです。ハンバーガーにクルミソースが入っているなんて、誰が想像したでしょうか?食べた途端、すぐに気分が悪くなり、何度か嘔吐しました。父は私を家に連れて帰りましたが、エピペンを使うのをためらってしまいました。全身にじんましんが出て、マシュマロのように腫れ上がりました。立っているだけでも失神しそうでした。抗ヒスタミン剤を服用し、氷嚢を肌に当てると、少し楽になりました。
最近、スタンフォード大学ショーン・N・パーカー・アレルギー・喘息研究センターで行われた臨床試験「COMBINE試験」を無事に終えました。この試験を無事に終えたことは、私の人生に大きな影響を与えました。1年間、私は隔週でクリニックに通い、食物負荷試験、採血、投薬、注射を受けました。食物負荷試験の中には一日中続くものもあり、学校を休まなければなりませんでした。その自由時間には、テレビを見たり、読書をしたり、宿題をしたりと、できることはたくさんありました。しかし、私は多くの時間を、大好きなアートに費やしました。
アートも私の人生の大きな部分を占めています。絵を描くのが大好きで、5歳の頃からアートのクラスに通い始めました。毎週日曜日にはデジタルアートのクラスに通い、漫画やアニメの描き方、人体の構造などを学んでいます。自分の創造性と想像力をアートで表現できるのが本当に嬉しいです。表現の可能性は無限大です!実際、アートを通して食物アレルギーの経験も伝えることができました。
現在、食物アレルギーとクリニック通院の様子を描いたグラフィックノベルを制作中です。タイトルは「アレルギーを克服する」です。臨床試験を受ける際にどのようなことを期待されるのか、特に経口免疫療法(OIT)や注射といった様々な治療法がどのようなものなのかを、他の方々に知っていただくための資料になればと思っています。また、臨床試験に参加することで、アレルギー研究の発展に貢献できればと思っています。いつか、同じアレルギーを持つ人々が、アレルギーを克服するためにこれほど苦労しなくても済むような治療法が見つかる日が来るかもしれません。
今では、毎日ピーナッツ2個、クルミ2個、カシューナッツ2個を食べても何の反応もありません。さらに嬉しいのは、ナッツをアイスクリームと一緒に食べられることです!ナッツを誤って口にしたときに起こる激しい反応を恐れることはもうありません。
ここ数年の経験を振り返ると、未来はこれまで以上に明るく感じられます。自分のアートを通して、同じように食物アレルギーを持つ人たちを助けることができるのです。食物アレルギーを持つことは容易ではありませんが、アートがなければ、私が経験した困難を表現することは決してできなかったでしょう。アレルギー専門医や形成外科医など、アートやヘルスケアに関連した職業に就きたいかもしれません。あるいは、大人になったら全く違う道を歩むかもしれません。いずれにせよ、食物アレルギーが私の夢を阻むことはないと確信でき、感謝しています。
病院の医師とスタッフ全員に感謝いたします。 ショーン・N・パーカーアレルギー・喘息研究センター この経験を通して私をとても思いやり、助けてくれたスタンフォード大学の先生方に感謝します。



