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病院内の学校のプロムのお祝いは、「子どもたちが病院にいるからではなく、普通の子どもとして過ごす権利があるからこそ楽しみにしているイベント」と言われています。

先週金曜日の夜、第11回病院学校プロムが開催され、病院のカフェテリアが「オアシスの夜」へと変貌を遂げ、150名を超えるスペシャルゲストが熱狂しました。学年が終わりに近づく中、このプロムには、今年病院学校に通ったあらゆる年齢の子供たちが、この季節のイベントに招待されています。

ゲストはエレベーターを降りると、夕焼けのようなオレンジ色のカーテンがドラマチックに飾られた廊下に足を踏み入れました。天井には、それに合わせた風船と白いランタンが並んでいました。まず最初に出迎えてくれたのは、セルフィーを撮るのにぴったりな、大きなラクダのぬいぐるみでした。廊下を進むと、色彩と質感が目を楽しませるマーケットバザールへと進みました。メインルームは活気に満ち溢れ、食べ物、飲み物、写真撮影、ゲーム、そしてもちろんDJのダンスフロアで賑わっていました。屋外のパティオでは、様々なカジノやカーニバルゲーム、そしてラグやクッション、ランタンで美しく装飾された砂漠のオアシステントがゲストを楽しませていました。

カリフォルニア州チェスター在住で心臓移植を待つ14歳のジェレミーのような子供たちにとって、プロムは「普通の子供らしいこと」をし、病院の学校で出会った友達と過ごすための手段でした。「友達と一緒に行って、みんなで遊ぶのが楽しみ。みんなそれぞれ違う理由でここにいるけど、お互いに共感できるんだ」とジェレミーは言いました。

ジェレミーは昨年10月から病院に通っており、心臓移植を待つ長い道のりの中で、ここの学校は楽しい時間でした。今では「採血を受ける場所と同じ学校に通えるのが、普通のことのように感じます」と語っています。

多くの人がこの機会にヘアメイクやスーツ、ガウンなど、おしゃれを楽しみました。カジュアルな服装を選ぶ人もいましたが、皆、笑顔で楽しんでいました。先生方やボランティアの方々も色鮮やかな衣装で華やかに彩られ、心から楽しんでいる様子が伝わってきました。プロムの企画運営を専門とする教師のキャシー・ホーさんは、このイベントについてこう語りました。「この子供たちにとって、中には学校のプロムには二度と行けない子供たちもいるでしょう。病院にいることを忘れて、ただ子供らしく過ごせる夜を過ごすことは、とても大切なことです。」

本校がプロムを開催するのは今年で11年目となります。このイベントの運営には、多くのボランティアの協力が不可欠です。プライスウォーターハウスクーパースやヒューレット・パッカードの担当者を含む100名を超えるボランティアが、生徒とそのゲストにとって忘れられない思い出となるイベントの実現に貢献しました。

プロム2015フォトアルバムをご覧ください Facebookページ.